肩透かし台風がちょうどいい

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最近、ようやく暑さが和らいできてホッと一息ついたのもつかの間、台風の季節が到来しました。

 

台風など来て欲しくないし、日本各地で被害をもたらす忌むべき存在だとは当然思っています。

 

それに台風が来ると山にも登れない、ジョギングもできない・・・

 

しかし、台風の到来に備えて我が家のベランダにあるものを家に運び入れるといった準備をするとき、どういうわけかちょっとドキドキワクワクしている自分に気がつくことがあります。

 

台風の備えを万全にしていざ台風上陸、そして我が家に直撃!

 

その時、窓から台風の暴威を眺めるのは結構楽しかったりします。もちろん、被害が出ればそんなこと言ってられませんが・・・

 

ちょうど1年前になります。まさにそんな台風の暴威を経験、さすがにドキドキワクワクなどとは言ってられない事態が発生しました。

 

ちょうどその時、私は自宅マンションの目の前の大阪市庁舎で仕事を終えたばかりでした。さあ帰ろうかと外に出ようとしたところ、今まで聞いたこともないような凄まじい風の音がしたのです。

 

慌てて風の音がなる方向へ向かい窓から外を眺めてみると・・・そこには信じられない光景が映し出されていました。

 

ありとあらゆる道端のゴミが宙を舞い、バス停の看板は吹き飛ばされ、なんと大型のワゴン車までが風に押されてゴロゴロ転がっていたのです。

 

ドキドキもワクワクも全て吹き飛び、焦りすら感じました。ここまで凄まじい勢いの台風は今まで一度も経験したことがなかったのです。

 

歩いて2分ほどの距離にある我が家があまりにも遠かった・・・

 

1歩外に出れば命の保障すらないことは火を見るより明らか。私はなすすべなくそこで外を眺めるしかありませんでした・・・

 

その時の台風で大阪各地に大きな被害が出たことは有名です。

 

それからも幾つもの台風が上陸しましたが、どれも「備えの必要もなかったな」というくらいの「肩透かし台風」ばかり。

 

でも、それでいいと思います。あれほどの台風は10年に1度来るかこないかと言われていますが、もう永久にこなくていい。

 

ドキドキワクワクする程度の「肩透かし台風」がちょうどいいと、自然に対してちょっと注文をつける私でした。

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