約2年半後に控えた56年ぶりの東京オリンピック。私自身、過去のオリンピックでそれほど関心を持って観戦したことはないのですが、今回のオリンピックで非常に注目している競技があります。
それがボルダリングです。
登山が大好きな私なので、登山技術の1つとしてクライミングやボルダリングはある程度身についています。
しかし、それが競技となると・・・どんな雰囲気なのか、どんな盛り上がり方をするのか、非常に興味深いです!
で今回、ボルダリングを行う者にとって欠かせないアイテムを紹介しようと思います。
それがチョークです。
とは言っても、黒板に文字を書くための白いステックではありません。
チョークという白い粉のことです。
ボルダリングを行う者のほとんどは、この白い粉を手に適量つけて壁に挑むのです。もちろん東京オリンピックに出場するボルダリングの選手たちもです!
そこで!あなたは知っていますか?
- なぜボルダリングでなぜチョークという白い粉を手につけるのか?
- つけないと一体どうなってしまうのか?
- 一体どんなチョークを使えばいいのか、どんなチョークがおすすめなのか?
今回の記事でそんなあなたの質問にお答えしようと思います。
もしあなたがボルダリング初心者ならば、きっとこの記事が役に立つはずです。
ぜひ最後までご覧ください!
目次
ボルダリングで必須の「白い粉」
あなたはボルダリングジムに行ったことはありますか?

こんな感じのジムのことです。
壁に貼り付けてある出っ張り(ホールドと言います)に手や足を引っ掛けて壁を登っていくというスポーツです。
元々は登山技術の1つとして使われた技術であり、ボルダリングジムは実際の岩場を登るための練習として使われる施設です。
それが近年、登山から独立して、スポーツとして発展したわけですね!
で、あなたが1度でもボルダリングジムに行ったことがあるならば、あることに気づいたのではないでしょうか?
そうです!壁に無数に貼り付けてあるホールドの多くには、白い粉が付着しているのです。

もちろん、定期的にジムのスタッフの方々が綺麗に白い粉を拭き取っていると思いますが、白い粉の付着はどうしても防ぐことができません。
なぜなら、クライマー*にとってこの白い粉は、無くてはならない物であるためです。
*ここでは、ボルダリングに挑戦する人のことを「クライマー」と言うことにします。
ボルダリングで必須!「白い粉」の正体とは
白い粉の正体、それはチョークという物です。
チョークというと、どうしても黒板に文字を書くためのあの白いスティックを連想しますが、もちろんそれではありません。
ボルダリングでのチョークの役割は、いわば滑り止めです。
あなたのおっしゃる通りです。ただの粉を手につけるだけでは、余計に滑ってしまいます。
では、なぜボルダリングで手にチョークをつけるのか?
実は、チョークの役割は、手の汗を吸収し、ホールドを掴んだ手が手の汗で滑ってしまわないようにすることにあるのです。
チョークの主成分は炭酸マグネシウム。この物質は体に害がなく、水分を吸収する性質を持っています。

クライマーは、ボルダリングに挑戦する前に手にチョークを適量つけて、あらかじめ汗で手が滑らないように対策をする必要があり、そのためにこの白い粉、チョークを使用するというわけなのです。
ボルダリングの基本スタイル 腰にチョークバッグ
ボルダリング初心者は、2〜3分くらいで腕と握力が限界に達し、地面に降りてしまいます。
ただ、上級者になればなるほど、より長時間壁に身体をキープすることができるようになります。
腕や握力が強化されるのはもちろんですが、筋力よりもバランス感覚で壁に身体をキープすることができるようになるためです。
そうなると、何度も手にチョークをつける必要が生じるのですが、まさかその度に地面に降りるわけにはいきません。
そんな時のためにチョークバックというものを腰に身につけ、必要な時いつでも手にチョークをつけることができるようにします。

これがチョークバッグです。
この中に白い粉であるチョークがたっぷりと入っているわけです。
写真では身体の真後ろ、背中の腰のあたりからお尻に垂らすようにチョークバッグを身につけていますね。
利き手側に寄せた方が便利という人もいますが、ボルダリングは両手両足をフル活用するスポーツです。利き手だけにチョークをつけるわけではありません。
私の場合、状況次第で左右どちらの手もチョークを着けやすいように、写真のように身体の真後ろに装着します。
ボルダリング重要アイテム おすすめのチョークはこれ!
チョークは基本的に「白い粉」です。ボルダリングジムに行けば、クライマーのほとんどがチョークバッグを腰に身につけていると思って間違いありません。
とはいえ、ボルダリングで重要だからと言って、クライマー全員が白い粉であるチョークを使用すると、ジム内が粉だらけになってしまいます。
実際の岩場でも、岩が粉だらけになってしまうのはあまり望ましくはありません。外だから雨が降れば流される、としてもです!
ジムによっては、粉状のチョークの使用が禁止されていることもあります。
では、どうすればいいのか?
実はチョークは、粉状のものも含めて4種類存在するのです。
それぞれ紹介しますね!
液体タイプ

炭酸マグネシウムをアルコールに溶かしたものがほとんどです。液状なので手のシワの奥まで炭酸マグネシウムがなじみやすく、またアルコールが手の脂を取るため、より効率よく手の汗を吸い取り、フリクション性能(摩擦力)を長時間発揮します。粉末タイプのような粉の飛散がなく、屋内のクライミングジムでも使えます。ただし、液体であるため、チョークバッグに入れることはできません。
粉末タイプ

サラサラした粉状のものと、固形が少し残ったタイプがあります。チョークバッグに入れて、クライミング中でもチョークアップ(手に炭酸マグネシウムをつけること)が可能。これをそのままチョークバッグに入れることもあります。岩場でのクライミングにおいて最も一般的に使われていますが、粉が飛散するため、使用が禁止されているクライミングジムがあります。
固形タイプ

ブロック状になったチョーク。自分の手でつぶし、粉末にして使います。使い方は粉末タイプと同じ。小型、固形なので携帯性に優れます。固形のチョークを適当な大きさにカットし、チョークバッグに入れて使用する場合もあります。
ボールタイプ

粉末タイプのチョークをボール状の袋の中に入れたもの。チョークが周囲に飛散する量が少ないのが特徴で、クライミングジムなど屋内でのクライミングに適しています。詰め替えができるタイプと、使いきりのものがあります。チョークバッグに入っているもののほとんどがこれです。ボールをチョークバッグに入れておけば、そのまま手にチョークをつけることができ、また粉の飛散も抑えることができます。
形状で4種類あるチョークですが、私があなたにおすすめしたいチョークはこのセットです。
つまり、基本的には液体タイプを使用し、チョークバッグにはカットした固形タイプのチョークを入れておきます。
そうすることで、粉末の飛散を最小限に抑えることができ、しかもより適量のチョークを手につけることができるようになるのです。
また、固形タイプのチョークは比較的安価であるため、経済的にも優れたセットです。
最後に
ボルダリングには欠かせないチョーク。しかし、それはあくまでもサポートアイテムです。
チョークを使うからと言って、ボルダリングが上達するものでもありません。
ボルダリングに挑戦する上で大事なことは、いろいろあります。
腕の筋力、握力、高所への恐怖の克服、バランス感覚・・
しかし、最も大事なことは、ボルダリングを楽しむことだと思うのです!
多くのクライマーがチョークを使いますが、だからと言って絶対にチョークを使わなければならないというわけではありません。ごく稀に
という人もいるくらいです。
必要な時に適量使う!
チョークに頼りすぎず、このことを念頭に置いて、ボルダリングに挑戦することをおすすめします!
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