今回はヘルメットについてお話します。あなたや私の命を守るヘルメットですが、正直なところ装着がめんどくさかったりしますよね?
そこで、それでも登山家がヘルメットを装着する理由、そしてあなたも装着したくなるようなオシャレなヘルメットをご紹介します。それではどうぞ!
これまでの人生で3度に渡りヘルメットに命を救われた男・・・それが私です。
その時の状況はこちらの記事に詳しく記しました。
↓
要所要所で装着をおすすめしたい登山用ヘルメット
そんなわけで、世界広しといえど私ほどヘルメットの重要性を認識している人間はそうそういないと思っています。
そんな私が「ヘルメットは大事だっ!」と言えば、普通の人が言うよりちょっとは説得力があるかもしれません。いかがでしょうか?笑
ヘルメットはあなたや私の命を守る超重要アイテムです。もはや、なぜ必要か?などと議論の余地もありません。
バイクに乗るときはヘルメットをしなければ違反切符を切られますし、そうでなくともヘルメットなしでのバイクの運転は自殺行為と言ってもいいでしょう。

工事現場に一歩足を踏み入れたら、必ずヘルメットを装着しなくてはなりません。

最近では、自転車でもヘルメットの装着が義務化されてつつあります。

それだけあなたや私の生活に浸透しつつあるヘルメット、もちろん登山の世界でも超重要アイテムです。
目次
登山用ヘルメット装着をおすすめする理由
山でヘルメットを装着する理由がこれです。
- 落石などの落下物から頭部を守るため
- 滑落や転倒時に頭部を守るため
また、私の経験上こういう役割があることもわかりました。
- 雪崩遭遇時に頭部を守るため
もちろんこれは主に雪山登山でのことですが、仮にあなたが雪崩に巻き込まれた時、雪崩の持つ凄まじいエネルギーに巻き込まれてあなたは雪と共に斜面を流されます。抗うことなどできません。
この時、あなたは雪崩の凄まじい力で何度も何度も身体を叩きつけられながら、斜面を流されていくことになるのです。
もしヘルメットをしていなければ、あなたは頭部を守ることができず、頭部に重大な損傷を追うことになる可能性があるのです。
雪崩に巻き込まれた私
実際に、私は数年前雪崩に巻き込まれたことがありました。この時、手持ちの登山アイテムをいくつか失い腕に打撲を負いましたが、それ以外に怪我らしい怪我はしませんでした。
これは頭にしっかりとヘルメットを装着していたことが本当に幸いしたのです。その証拠に、ヘルメットにはいくつかの損傷の跡がありました。この時もし、私がヘルメットを装着していなかったら、ただでは済まなかったはずです。
もちろん平らな丘陵地や里山のハイキングでヘルメットを装着する必要などありませんが、初めて挑戦する山に登る時は、ザックにヘルメットを収納しておくことをおすすめします。そして、必要に応じて頭に装着してくださいね。
登山用ヘルメット装着はおすすめではなく義務?
日本でも有数の山岳地域である長野県。その広範囲に渡る山岳域を管轄する長野県警では、登山時のヘルメット装着をおすすめ、いや実質
と言っています。南アルプスの穂高連峰では、定期的に長野県警による山のパトロールが行われます。このパトロール隊、登山客の身の危険を感じた時はもちろん救助しますが、登山客の危険行動や装備不足を発見した場合は容赦なく叱ります。
ある日の登山で私は、ヘルメット無しで登ってきた若い登山客がパトロール隊に見つかり
とこっぴどく叱られているところを見たことがあります。
若さゆえの油断だったとは思いますが、確かに何かあってからでは遅い!!私は心の中でそのパトロール隊に拍手を送りました 笑
ただ・・いくら安全のためと言っても、どんな山でも必ずヘルメットを装着しなさいと言うわけにはいきません。山によっては安全な、それこそ里山を歩くようなルートもちゃんとあるのですから。
そこで、長野県警のホームページで、ヘルメットを装着すべき山域を指定しています。こちらです。

また、ヘルメットが登山家の命を救った貴重な実例を紹介してくれています。

このように、ヘルメットの装着が登山家にとっていかに大事かということを是非とも覚えておいていただきたいと思います。
上の表にもありますように、ヘルメットの貸し出しを行っている山小屋もあります。しかし、ヘルメットはあなたの命を守る極めて重要なアイテムです。できれば購入しましょう。
登山用ヘルメット、おすすめを選ぶ
そんな登山用ヘルメット、実は各メーカーが様々なヘルメットを販売しています。その中からどう選べばいいのか?それをシェアします。
あなたの頭にフィットしているか
ヘルメットは場合によっては、長時間かぶることになります。そのため、あなたの頭のサイズや形にピッタリ合っているかが最も重要な基準となるでしょう。登山ショップに行けば、多くの登山用ヘルメットが展示されています。実際に装着してみて、あなたに合った一品を見つけましょう!
安全基準を満たしているか
登山用ヘルメットであればなんでもいい、というわけではありません。登山用のヘルメットとして一定の基準を満たしたものを選びましょう。一定の基準とはこの2種類です。
- EN12492 ヨーロッパ規格
- UIAA106 国際山岳連盟規格
ただ、安全基準については登山ショップで取り扱っているものならばほとんど基準を満たしているはずなので、これについてはあまり気にする必要はありません。
ジャケットのフードとの相性
登山用ヘルメットは、ただ被れたらいいというものではありません。場合によっては、ヘルメットの上からジャケットのフードをかぶることもあります。そんな時、無理なくフードをかぶることができるかということも確認していきましょう。ヘルメットの上からフードをかぶり、さらにジャケットのチャックを一番上まで締めることができればオッケーです。
通気性
いくら安全のためとはいえ、ヘルメットを被ったままで頭が蒸れてしまうと快適とはいえません。そこで、できるだけ頭皮からの湿気を逃すような工夫が成されているヘルメットを選びましょう。長時間かぶることを考えるとかなり重要な要素と言えます。
重量
言うまでもありませんが、ヘルメットは軽いに越したことはありません。平坦な道だとザックに括り付けておくこともあるので、出来るだけ軽量なものを選びましょう。
ヘルメットの素材
ヘルメットの素材は大きく2種類に分けられます。
ハードシェル
全体が硬質のプラスチックで構成されたヘルメットです。工事現場用のヘルメットがこのタイプです。薄くてコンパクトですが、比較的重量があります。
インモールド
密度の高い発泡スチロールのような樹脂を硬質のプラスチックでコーティングしたヘルメットです。自転車用ヘルメットがこのタイプです。ハードシェルと比較すると軽量ですが、厚みがあります。また、通気性を確保しやすいという特長があります。
登山用ヘルメット これがオススメ
さて、ではどんなヘルメットがあってどれを選べばいいか。登山用ヘルメットは各社が様々販売していますが、まずはハードシェルとインモールドでどちらを選ぶかを決めましょう。あとは実際にあなたが登山ショップに行って好きなデザインのものを選んでください。数ある商品の中からほんの一部だけここで紹介します。
ハードシェルのヘルメット
ハーフドーム(ブラックダイヤモンド)
アルパインクライミング、トラッドクライミングなどオールラウンドに使える、コストパフォーマンスにも優れたヘルメット。ベイパーやベクターと異なり、ABS樹脂のシェルにEPSフォーム材を接着したハイブリッド構造を採用しています。後部に素速くサイズ調整できる大型のダイヤルアジャスターを装備。
SKYWALKER2(マムート)
極めて頑丈なプラスチック ハードシェルで人間工学に基づいて作られた、通気性の良いクライマーヘルメット。 サムホイールで素早く、片手で調整可能。 強化されたEPSインナーを使用して新しくなり、より長持ちするようになりました。
トランゴ(モンベル)
後頭部に簡単にフィット感を調節でき、額に柔らかい形状記憶パッドを備えたクライミング用ヘルメットです。ほどよいベンチレーションを備え、高強度素材を採用したハードシェルタイプで、耐久性に優れます。アジア人にぴったりフィットします。
インモールドのヘルメット
ベクター(ブラックダイヤモンド)
ポリカーボネイトシェルとEPSフォームを一体成型した超軽量ヘルメット。前後に大型ベンチレーターを合計8カ所備え優れた通気性を発揮。ヘッドランプクリップはシェルと一体化されており、しっかりと固定できます。S/MとM/Lの2サイズがあり、ラチェット式アジャスターにより素速いサイズ調整が可能です。
Rock Rider(マムート)
さまざまな用途に適した非常に軽いインモールドのクライミング ヘルメットです。スポーツ クライミングから高山のマルチピッチ ルートまで、またクラシックな高地ツアーからアイスおよびミックス クライミングまで – このヘルメットはあらゆる地形で素晴らしいパフォーマンスを提供します。16個の開口部とヘルメット内のエア チャンネルにより、激しいクライミング ルートでの最適な温度を確保します。多目的で、調整できる着用システムにより、パーフェクトなフィット感と快適さを約束します。岩場までの簡単な搬送のために、調節システムはヘルメットのシェル内に折り畳むことができます。山の中を早朝に出発する場合は、Rock Rider の4つの安定クリップを使用すると、ヘッドランプを安全かつ確実に取り付けることができます。
ワイルドカントリー(モンベル)
ポリカーボネイトと発泡ポリスチレンによる一体成形の超軽量スポーツクライミングヘルメット。チンストラップにマグネットバックルを採用しているため、片手で装着ができ、扱いやすいモデルです。ヘッドバンドや小型アジャスターといった調節機能を搭載。
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