数百年の歴史が息づく山岳信仰


Pocket

山岳信仰とは?

今でこそレジャーとして多くの人に
認知されている登山。

私を含めた登山家を名乗る人や
山岳カメラマン
山岳救助隊
山小屋の経営者など

山を生業としている人は
趣味ではなく生活の糧として
山を捉えているかもしれません。

そんな人たちに共通する点、それは
山をこよなく愛しているということでしょう!

山を愛するがゆえに
または山の魅力に取り憑かれて
山を生活の場として選んだ人たち・・・

本当に幸せだろうなあと思います。

私も登山家を名乗り
こうして山の記事を書いているのですが
基本的には
大阪のオフィス街に毎朝通勤するサラリーマンです。

いつかは
山を生活の場としたい!という野望はありますが
実現するかどうか・・・

山での生活、山を生活の糧とした生活は
まさに山を愛する人たちにとって
夢と言えます。

そんな多くの登山家を魅了する山ですが
実はその昔
山は神聖なる信仰の場
あるいは修行の場だったことがあるのです。

山岳信仰の象徴たるお堂や神社

あなたはこれまで1度だけでも
山の頂上に立ったことはありますか?

もしあるならば
山の頂上で小さなお堂か神社
見たのではないでしょうか?

今から100年以上も前
古くは江戸時代、明治時代
もしくはもっとはるか昔から

山は我々が普段生活する俗な世界とは
隔絶された神聖な地として
考えられていました。

あなたは
和歌山県にある高野山という山は
ご存知でしょうか?

その昔
弘法大師が中国の密教を日本に伝え
真言宗が開かれました。
その真言宗の総本山である金剛峰寺が
建立されたのが高野山なのです。

高野山だけではありません。
滋賀県にある比叡山には延暦寺があり
弘法大師と同じ時期に活躍した伝教大師
によって建立されたと言われています。
(学生の頃、日本史の授業で学びましたよね)

山の頂上であなたが見た
お堂もしくは神社もまた
山に宿る神様を祀るために
建てられたものなのです。

ご先祖様の山岳信仰

数年前、私は奈良の吉野山から
大峯奥駈道を歩いたことがあります。

奈良県から和歌山県にまたがる大峰山脈。
その大峰山脈を縦走する登山道全体
が大峯奥駈道であり
かつては
修験道の修行場として開かれた道なのです。

実はこの時
そんなこととは全く知らないまま
通常の登山道として歩いてしまったのですが

今から思えば
いつもの登山道よりは
道幅が比較的広く、倒木なども
少なかったためとても歩きやすい
登山道だなという印象でした。

それから数年後
大峯奥駈道について知る機会があり
再び大峯奥駈道を歩いてみようと決心したのです。

決心してしまえば
それからの行動が素早い私。

翌週の土曜の早朝
私は再び吉野山に登り
そこから大峯奥駈道を歩いたのです。

すると、初めて歩いた時は
あまり意識しなかったのですが
小さなお堂や神社が
ところどころに立っているのです。

またそこに至るまでの道は
やはりある程度整備されていて
通常の登山道と比較すると
非常に歩きやすいと感じました。

そして何よりも
数百年もの間、修験道の修行の場として
神聖な場所として守られてきた道

数百年前の私のご先祖様が
通ったかもしれない道を
数百年後の今、再び私が通っている・・・

悠久の時に思いを馳せ
そして
数百年もの間変わらぬ景色に
思いを馳せた登山でした・・・

歴史とともにある山岳信仰

北は北海道から南は九州まで
日本には百名山に数えられる山を含め
数百もの山が点在します。

その山々は
数百年、数千年以上の間その地を
見守ってきた歴史があり
そして
様々な伝説や逸話が伝えられています。

もしあなたが
このゴールデンウィークに山に登るならば
あなたが登ろうとする山について
歴史を少し調べてみるといいと思います。

きっとあなたの登山が何倍も面白くなりますよ!

他の人気記事はこちら

大人気記事!!

他のレイヤー記事


Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です