登山で使用する服は色々ありますが、これぞまさに登山専用!といった感じの服は、実はそんなに多くありません。
もちろん、登山ショップに行けば、登山を快適にしてくれる様々な服が所狭しと陳列されています。少々お高いのですが、品質は折り紙つき!本当に高いだけの価値はあります。
とはいっても、案外ユニクロのような安価な服を取り揃えている店に似たような服があったりします。インナーは特にそうです。
しかし、今回紹介するシェルジャケットは圧倒的な防寒性能、機能を兼ね備えた、まさに登山専用というにふさわしい超高品質ジャケットです。
これらのジャケットを一度身にまとってしまうと、その圧倒的性能に度肝を抜かれて、どんなに寒さに弱いあなたでも雪山登山に夢中になってしまうに違いありません!
そんな超高品質ジャケット、気温に応じてソフトシェルとハードシェルの2種類存在し、これらを効果的に使い分けることで、最高に快適な雪山登山を満喫することができます。
そんな2種類のジャケットの使い分け手法、あなたに伝授します。
目次
ソフトシェルとハードシェル1 山専用防寒着とは
冬場の防寒着、あなたはどんな服装をしますか。
ロングコート
ジャンバー
ジャケット
ダウンジャケット
などなど・・
平地ではいろんなタイプの防寒着があり、あなたも自分に合った防寒着をオシャレに楽しんでいる事でしょう。
もちろん私もです!
私は仕事ではロングコートを愛用しています。
仕事着はスーツなので、その上からロングコートを羽織る形になります。
また、プライベートではジャンパーを着たり、ジャケットを羽織ったり、その時の気分に応じていろいろとおしゃれを楽しんでいます。
そして実は、山でもオシャレを楽しんでいます!
最近は、登山用の服もオシャレなものがあり、登山ショップに行くとオシャレな登山服についつい目移りをしてしまいます。
もちろん、オシャレだからといって登山服としての機能を犠牲にしているわけではありません。
ファッショナブルでありながら、むしろ登山服としての機能が格段に向上しているものもあります。
やはり「山ガール」という言葉が流行するくらいに、登山が女性にも浸透してきていることも影響しているのかな?と思います。
ただ、いくらオシャレな登山服が発売され、多種多様な登山スタイルが生まれようとも、これだけは変わらないだろうというものもあるのです。
それは雪山登山の主役ともいうべきシェルジャケットです。
ソフトシェルとハードシェル2 シェルジャケットとは
言うまでもなく、雪山登山は極寒の山の中を歩くもので、その気温は、地域にもよりますが概ね氷点下5度〜10度、氷点下25度まで下がることもあります。
通常は、それだけの極寒の中を人が生きていくことはできません。
もちろん平地でも、北海道の旭川などは氷点下25度まで下がる時期もありますが、その分家の中は強力な暖房が効いています。家の中は暑いくらいだそうです。
しかし、氷点下25度の山の中を歩く場合、もちろん暖房器具などありません。
外からあなた自身を温める手段が何1つないのです!
湯沸し用、料理用のストーブはあるでしょうが、それであなたの体を温めるにはあまりにも役不足です。
唯一暖かい料理や飲み物を飲むと言う手段があるくらいです。
つまり、人が生きていけないくらいの極寒の中、山を登るには、極めて保温性と防寒性の高いアウターが絶対に必要なのです!
それがシェルジャケットなのです!
ソフトシェルとハードシェル3 シェルジャケットの機能
シェルジャケットの防寒性、保温性の高さは、まさに驚愕の一言です。
仮に、あなたが真冬の雪のちらつく夜にTシャツ1枚+シェルジャケットと言うスタイルでコンビニへ買い物に出かけたとしても、あなたは全くといっていいほど寒さを感じることはありません。
シェルジャケットの中にもう一枚ちょっと分厚めのロングTシャツでも着込めば、外で一晩過ごすことすら可能でしょう。
しかも、登山ショップで取扱うシェルジャケットのほとんどがゴアテックスの素材を採用しています。
つまり、外からの雨や雪などの水分を完全にシャットアウトし、同時にあなたの体から発散する水蒸気を外に排出し蒸れを防ぐという機能を有しています。
ゴアテックスについてはこちら
↓
登山用レインウェアに欠かせないゴアテックスとは?
いろんな機能を紹介しましたので、まとめるとこうなります。
- 極めて高い防寒性、保温性
- 外からの水分を完全シャットアウト
- 内からの蒸れを排出
雪山登山を行う者にとってまさにパーフェクトと言えるジャケットなのです。
ソフトシェルとハードシェル4 効率的使い分け
で、そんなシェルジャケットですが、近年ソフトシェルジャケットとハードシェルジャケットの2種類に分けられるようになりました。
私がここまであなたにお話ししたシェルジャケットは、ハードシェルジャケットのことだと思って間違いありません。極寒の雪山登山でも圧倒的防寒性、保温性を有する、それがハードシェルジャケットなのです。
なるほど・・・半分正解といったところですね。
ソフトシェルジャケットは、確かにハードシェルジャケットほどの防寒性、保温性はありません。ソフトシェルジャケットだけでは、雪山登山でのアウターレイヤーとしてはあまりにも役不足です。
しかし、ソフトシェルジャケットは防寒性、保温性を犠牲にすることによって獲得した素晴らしい機能を備えているのです!
では、このソフトシェルジャケットとハードシェルジャケットの違いを表にまとめてみましょう!
ソフトシェル | ハードシェル | |
---|---|---|
着心地 | 普段着としても快適 | 少しゴワつく |
防寒性 | 雪山では役不足 | 雪山でも寒さを完璧に防ぐ |
保温性 | 雪山では役不足 | 雪山でも十分暖かい |
透湿性 | 効率よく汗を放出する | ゴアテックスのものが多いのである程度は汗を放出するが、少し蒸れることもある |
撥水性 | 雪や霧雨程度ならば十分効果あり | レインウェアとしても十分な機能を発揮する |
ストレッチ性 | トレーナーのようなストレッチ性がある | 少し弱い |
価格 | 比較的安価 | 高価 |
*赤字は比較的優れている点を指します。 |
ソフトシェルは春秋に、ハードシェルは真冬に着るイメージですね。
ソフトシェルの優れている点は、ハードシェルほどではないにしろ、ある程度の防寒性、保温性を備えていながら透湿性、ストレッチ性をしっかりと備えている点です。着心地はトレーナーと比較しても遜色ありません。
ユニクロのフリースをさらに登山用に改良した服と言えます。
ソフトシェル1枚あれば、春秋の登山の服装に迷うことはなくなるはずです。
もちろん地域によっては、雪山でもアウターレイヤーとして大活躍です。是非とも1枚持っておきたい一品です!
では、ハードシェルはどうか?着心地や透湿性、ストレッチ性をある程度を犠牲にして、とにかく防寒性、保温性を追求しています。
それだけにハードシェル1枚あれば、日本のどんな山にでもアウターレイヤーとして大活躍です。
雪山にいくならば、ハードシェルは絶対に購入すべき!!自信を持っておすすめします!
ちょっと待ってください!
実はこのソフトシェルとハードシェルの身につけ方で注意すべき点が、これです。
確かに、ソフトシェルとハードシェルを重ねて着れば、もはや無敵の防寒性、保温性!と思いがちですが、この着方をすると逆に保温性が阻害されてしまいます。
なぜか?
ソフトシェルは、確かにユニクロのフリースのような着心地ですが、やはり若干生地がしっかりしており、ややぶ厚めです。
そのため、ソフトシェルの上にハードシェルを着てしまうと、保温力を持った空間が潰されてしまい、無駄にゴワつくだけになってしまうのです。
例えば、ダウンジャケットは中にたっぷりと空気を含んだ羽毛が詰め込まれているから暖かいのであって、空気がなくなるとただのウインドブレーカーになってしまいますよね。
つまり、雪山登山でしっかりと保温力を保つならば、少し薄めのフリースのようなミドルレイヤーとその上にハードシェルを着込めばOK!殊更に何枚も着込む必要はありません。
ソフトシェルとハードシェル5 唯一の欠点
ここまでシェルジャケットの効果についてお話しして着ましたが、そんな優れたシェルジャケットにもやはり欠点があります。
唯一、本当に唯一の欠点をあえて言うと・・・やはり少々高価です。
基本的に、登山ショップの商品は比較的高めに設定されていますが、ユニクロ等の商品で代用できるものも結構あります。
しかし、シェルジャケットについては代用できません。シェルジャケットに匹敵するようなものは存在しませんし、そうなると登山ショップで購入するしかないのです。
とはいっても、雪山登山を行う者にとっては、命を預けるジャケットとも言える道具なので致し方ありません。
ただ、それだけの価値は絶対にあります。
もしあなたが、雪山登山を志すならば、ピッケルやアイゼン、雪山用の登山靴等と並ぶ雪山必須道具として必ず手に入れるべき!と私は考えます。
ピッケルとアイゼンについてはこちら
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雪山登山の最重要アイテムであるピッケルの使い方と持ち方
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圧倒的な性能で雪山リスクを回避する雪山用の登山靴
極寒の中を暖かく快適に過ごすために、是非とも手に入れてください。何よりも、あなたの命を守るために!!
ソフトシェルとハードシェル6 購入の参考に
お待たせしました!ではここで、ソフトシェルジャケットとハードシェルジャケットを紹介します。
ソフトシェルジャケット

全面にストレッチ性に優れた素材を使用することで、高い運動性と体にフィットするスリムなシルエットを両立したジャケットです。前方からの冷たい風をブロックしつつ、ウエア内の蒸れを効果的に放出します。(価格 9000円+税)

全面にストレッチ性に優れた素材を使用することで、高い運動性と体にフィットするスリムなシルエットを両立したジャケットです。前方からの冷たい風をブロックしつつ、ウエア内の蒸れを効果的に放出します。(価格 8500円+税)

ストレッチ性と、防風・保温性を高い次元で兼ね備え、ウインタースポーツに最適なパーカです。素材が持つストレッチ性とひじ部分に採用した立体裁断により、抜群の運動性を実現。ウエア内の熱気を素早く放出可能なスムースピットジップや、細かなフィット感の調節が行えるトライアクスルフードなど、アウターとしての機能を多数備えています。
※縫い目に防水処理は施していません。(価格 17000円+税)

ストレッチ性と、防風・保温性を高い次元で兼ね備え、ウインタースポーツに最適なパーカです。素材が持つストレッチ性とひじ部分に採用した立体裁断により、抜群の運動性を実現。ウエア内の熱気を素早く放出可能なスムースピットジップや、細かなフィット感の調節が行えるトライアクスルフードなど、アウターとしての機能を多数備えています。
※縫い目に防水処理は施していません。(価格 16500円+税)
ハードシェルジャケット

アウター

インナー
単体でも使用できるインナーを備え、季節や気温の変化に応じて3通りの使い方ができる汎用性の高いパーカです。独自の防水透湿性素材を採用したアウターは、単体で一枚地の軽快なアルパインウエアとしても活躍。エクセロフトを封入したインナーは、汗や湿気に濡れても高い保温力を維持します。アウターとインナーをセットすれば、優れた防水透湿性と抜群の保温性により、冬季登山やスノーアクティビティ全般で活躍する一着です。(価格 27800円+税)

全面に保温性・速乾性に優れたエクセロフトを封入した、スノースポーツに最適なパーカです。シェル素材に高い透湿性を誇る独自の防水透湿性素材を使用し、蒸れにくく快適な着心地を実現。リフト券の収納に便利な左袖のポケットなど、スノースポーツに必要な機能を備えています。(価格 20000円+税)
以上、ここでご紹介したソフトシェルジャケット、ハードシェルジャケットはほんの一例です。他にも多数ありますので、是非登山ショップに行って実際に試着してみてくださいね!必ずあなたにとってベストなものがあるはずです。
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