ウルトラライト登山で道具を知り尽くす


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こんにちは!登山家の松浦です。

以前の「ウルトラライト登山でザックの中身を最適化」の記事では、ザックの中の道具を厳選することでより身軽に、気軽に、快適に登山する方法論についてお話ししました。

今回の記事では、厳選された各道具について、ウルトラライト登山の視点でお話していきます。

それではどうぞ!

ウルトラライト登山を知る前の私

かつての私、つまりウルトラライト登山を知る前の私は、ヒマさえあれば登山ショップで商品を見て回り

わたし
おっ!これ山で使ったら楽しいだろうな!便利だろうな!

と思ったものは片っ端から購入してました。

あなたも経験ありますよね?

店に展示してあるものがやけに魅力的に見えてしまい、買うつもりがないのについつい購入してしまう・・いわゆる衝動買い、というやつです。

特に、登山道具というものは持って入ればいつか役に立つ、いざという時のために持っておくものという性格の商品も多いので「それなら買っても無駄にならないな」ということで購入しやすい・・・つまり、作話しやすいのです。

そんなわけで私の自宅には、登山関連の道具が結構揃っています。

登山家として常識的に持っておくべきものから「これ何に使うんだっけ?」というものまで様々です。

そんな私ですが、登山歴もそこそこあり、また「せっかく買ったし一応使ってみるか!」と考えることもあるので「買ってからまだ一度も使ったことない」というものは、ほとんどありません。

ただ「試しに1度だけ使ったけどそれっきり使っていない」というものはいくつかあります。

言い訳するつもりはありませんが、登山道具は実際に使ってみて初めてその有効性がわかるものなので「購入したもののやはり使わないな・・」ということがあっても仕方ない!と、かつての私は考えていました。

ウルトラライト登山で道具選びに変化

今でも登山ショップでいろんな道具を物色することは好きです。見てるだけでも十分楽しめますから。

しかし、衝動買いをすることはほとんどなくなりました。

かつての私は、登山ショップで購入した道具を実際に山に持ち込んで、便利に使いこなすことを楽しんでいたに過ぎないのです。

購入し、使ってみて、飽きる。これを繰り返していただけ・・・

今から思えば、道具を使いこなしていたつもりがただ道具に振り回されていただけだったのです・・

そんな私の考え方に大きな変革をもたらしたウルトラライト登山!まさに衝撃でした。

登山家それぞれのウルトラライト登山

無駄のない厳選された道具を携えて身軽に、気軽に、快適に登山を楽しむ

これがウルトラライト登山の真骨頂です。
「ウルトラライト登山でザックの中身を最適化」では、その方法論について比較的ザックリとしたお話をしたと思います。

ウルトラライト登山を実践する場合、真っ先に思いつく方法は道具をいかに減らすか、いかにして軽量化するかということです。

使うかどうかわからないような道具をザックに詰め込んでしまうとザックが重くなり、ウルトラライト登山とはかけ離れてしまいます。

登山初心者
じゃあ、具体的にどんな道具を揃えたらいいの?

リスト化された登山準備一式の中でも「どんな登山でも必ず必要!」を見ていただければ、そこに答えは出ています。このリストの道具を揃えれば、何の問題もなく登山ができます。

とはいえ、あなたにとって本当に必要な道具は、あなたが山に行って山で見出していただく必要があるのです。

なぜなら、どんな登山上級者でもベテラン登山家でも、必要と考える登山道具はそれぞれ異なり、100人の登山家がいれば、100通りのウルトラライト登山スタイルが存在するのです。

例えば、私の知り合いのある登山家は、日帰りハイキング程度の荷物の量で山に1週間も滞在します。彼のザックの中には

  • 防寒具、パジャマを兼ねたレインウェア
  • 極薄のテント一式
  • 少し大きめのコッヘル
  • アルコール燃料
  • そして1週間分の米

しか入っていません。その場所場所で足りないものがあった場合は、草木や竹、木のつるなどで賄うそうです。

彼のウルトラライト登山スタイルは、彼にとって本当に必要な道具であるレインウェア、テント一式、コッヘル、燃料だけを持って山に入り、その他の必要なものは自然のもので間に合わすといったものです。

また、別の登山家は大きめのザックやウエストポーチなどを常に持っていますが、それらは全て自作!だそうです。

ベテラン登山家
ヤフオクで業務用ミシンを買ったんだ!1万5千円で買えたよ。登山道具のほとんどはそのミシンで作っているよ。

登山服やシュラフも自作で、特にシュラフは使い古しのダウンジャケットを縫い合わせて作ったものです。

また、その登山家は、登山ショップで道具を買うことはほとんどなくホームセンターや100均で
材料を購入し、そこから様々なものを自作するそうなのです。

彼にとってもウルトラライト登山スタイルは、必要なものは全て自作し、時には市販されていないようなオリジナル道具も作ってしまうというものです。

彼にとって本当に必要な道具は・・・業務用ミシンかもしれませんね。

このように、ちょっと時間がかかるかもしれませんが、山に入りあなたにとって本当に必要な道具そしてあなた独自のウルトラライト登山スタイルを見いだすことができれば、登山の楽しみをさらに広げることができます。

登山とは、何も頂上にたどり着くことばかりではないのです!

あなたのウルトラライト登山スタイルが判明する心理テスト

わたし
もしあなたが無人島で一定期間過ごすことになり、たった一品だけ私物を持ち込んでいいと許可が出たら、あなたは無人島に何を持ち込みますか?

有名な心理テストですね。無人島に何を持っていくかで、その人の性格や今後の人生、恋愛事情まで判明するそうです 笑

わたしは占い師でもなければ心理学者でもないので、このテストの回答でそんな様々なことがわかるわけではありません。

ただ、様々な登山家にこの心理テストを試みた結果、登山家それぞれで好みのウルトラライト登山スタイルがあり、その傾向はこの心理テストの回答に傾向と概ね一致しているように見えたのです。

ある登山家は家族の写真を持っていくといい、またある登山家は愛用のテントを持っていくという。ライターやシュラフ、米を持っていくという登山家もいました。

ちなみに私はサバイバルナイフを持っていくと回答しました。

この心理テストの回答をつぶさに分析すれば、登山初心者であるあなたに合うウルトラライト登山スタイルが判明し、あなたがどんな登山道具をザックに入れるべきかがわかるかもしれません。

「鉄腕ダッシュ」から学ぶウルトラライト

もうひとつ面白いウルトラライトスタイルの例を紹介しましょう!

あなたは「鉄腕ダッシュ」という番組を知っていますか?

何もない無人島から始まり、海岸に漂着したゴミを使って生活に必要な何もかもを作り上げてしまうTOKIOの面々。

番組の趣旨により、必要なものは全て海岸に漂着するゴミから創作するそうですが、これもまた一種のウルトラライトスタイルと言えます(登山ではありませんが)

生活必需品が何もない無人島生活では、必要なものは無限に出てきます。

TOKIOの面々
あれがほしい!これもほしい!あれがあったらこんな料理ができる!

そんな時は海岸に行くと、大小さまざまなゴミが放置されており、そのゴミが無人島生活に必要なものを創作するヒントになるのです。そのヒントを元に作り出したほんの一部を紹介します。

  • 海岸の流木で囲炉裏を創作
  • ボロボロの鍋で様々な海の幸、山の幸を使った料理
  • 錆びだらけのドラム缶で五右エ門風呂
  • 砂浜の貝殻を加工して疑似餌を創作
  • 朽ち果てた廃線の線路とトロッコを修復し、重量物の運搬に使用

ただのゴミからでも創意工夫次第で、これだけのものを作り出すことができるのです!

道具を作り出すことで道具を熟知、愛着が生まれる

例えば、もしあなたが新しいザックがほしくなり登山ショップでザックを購入したとき、あなたは購入したザックをどの程度チェックしますか?

  • ザック内の仕切りがどうなっているか
  • 外ポケットはどれくらいのものが入りそうか
  • 背中との密着箇所はどんな仕組みになっているか・・・

といったところでしょうか?中には、実際に登山道具を入れてみて山で背負った時のシュミレーションをする人もいるかもしれません。

ただ、ザックを構成する各部品の一つ一つをつぶさに観察したり、各部の縫い目までを確認する人はいないと思います。つまり、購入したザックについて、隅から隅までのすべてを熟知する人はほとんどいないということになります。

もし、ザックの縫い目が外れて穴が空いてしまった場合、あなたはどうしますか?

「不良品を買ってしまった・・・」と、ガッカリしてまた新たなザックを購入するでしょうか?それとも自己流で穴を縫い合わせて修復するでしょうか?

おそらく、ほとんどの人は修復などせずまた新たなザックを購入してしまうのではないでしょうか?

もしあなたが長く付き合える相棒となるようなザックを持ちたいと思うのであれば、ザックを自作してしまうという手段もあるのです。

登山ショップに行けば高いものから安いものまで簡単に手に入るため、ザックを自作するなどとなかなか思いつかないと思います。

しかし、自作したザックに対する愛着は山よりも高く、海よりも深い!どんなに高級なザックを購入しても決して敵いません。

そして、一度自分で作り上げたものであるため、どんなにほころびが出ても縫い目がバラけても容易に修復が可能です。
当たり前ですよね!?自分で作ったものなんですから!

ザックに限らず、そんな道具あなたにとって最高の相棒となるはずです!

もちろんどんな道具でも良いのですが、あなたには是非とも登山道具の自作に挑戦していただきたいと思います!

最後に

繰り返しますが、登山初心者のあなたは、まずこの一覧を参考にして道具を揃えて山に出かける。それでオッケーです。

ただ、あなたが今後も心の底から登山を楽しみ、一生の趣味としたいのであれば、このウルトラライト登山の考え方を実践して欲しいのです!もちろん少しずつでオッケーです。

例えば、少しずつザックの中の道具を厳選し、使わない道具は自宅に保管。

登山に必要な道具も山の草木で代用できそうならば代用する方法を考える・・・また、自作できそうな道具ならば自作する。

そうして、独自のウルトラライトを身につけたあなたはもはや誰が見ても山のベテラン!

そのために最も大事なことは、道具ひとつひとつを知り尽くすこと!登山道具の自作も結局はそのための手段に過ぎないのです。

道具ひとつひとつを知り尽くし、山で使いこなせるようになれば、その時あなたは間違いなく山に夢中になっているはずです!

 

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