山の湧き水活用術をあなたに伝授!

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こんにちは!管理人の松浦です。今日は「山の湧き水」についてあなたにシェアします!登山で酷使し、火照ったあなたの体を優しく冷やしてくれる湧き水!自然のミネラルたっぷりで、これこそ真の山の天然水です。

しかし、人智が及ばない水だからこそ、実は危険な点もあるのです。

湧き水の良いところ、危険なところを全てひっくるめた上で、湧き水の良いところを取って賢く利用!その方法をあなたにシェアします!
それではどうぞ!

山の恵み!湧き水

あなたは登山中に湧き水を発見したらどうしますか?

ミネラル分たっぷりの自然の湧き水!
ついつい飲みたくなりますよね?

湧き水とは、あなたもよく知っての通りですが、山に降った雨や雪が長い時間をかけて土を通り、土や落ち葉、枯れ木などで濾過されて、自然に地表へと出てきた水のことです。

土などに濾過された水は、不純物が除かれて、代わりにカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分をたっぷりと含んでいます。

そんな湧き水のイメージは、山の恵みたっぷりで健康的、そして自然のエネルギーを自分のプラス!と言ったところでしょうか?

コンビニなどでよく見る「六甲のおいしい水」「エビアン」「南アルプスの天然水」などのミネラルウォターは、ほとんどが商品名を自然の湧き水を連想させるものとなっており商品名を見ると飲んでみたくなりますよね?

私も山に行くと「湧き水」と書かれた木の札の下で、チョロチョロチョロと出ている湧き水をよく見ます。

そういうものを見つけた時は、まずその場で手ですくってゴクゴクと飲み、その後水筒に並々と入れます。

水筒に入れた湧き水は後で色々と使えるわけです!

例えば、テント泊の時は晩酌で使います 笑
詳しくはこちら

星空と酒と涙
ウィスキーとジャズ、そして山の夜の酒

時には危険な湧き水・・・

ただ、あなたに知っておいてほしいことがあります。

それはいくら湧き水だと言っても本来ならば、煮沸して飲むのが正しいということなのです。

もちろん、山の料理で使ったり、湧き水でコーヒーを入れたり、ウィスキーの水割りで使うことは
何ら問題ではありません。殺菌効果が伴うためです。

問題は、湧き水を水筒に入れて数時間後、それをそのまま飲む時です。

そういう時は煮沸して飲まなければなりません。

なぜか?

水筒に入れたまま数時間放置すると、水筒の中で菌が繁殖している可能性があるためです。

「湧き水」というと確かに綺麗な水のイメージがあります。

市販のミネラルウォーターでも商品名として使われるくらいですから。

ただ、土などでゆっくりと時間をかけて不純物が除かれているとはいえ、菌に対する処理は何も行われていません。当たり前ですよね。

つまり、水筒に入れた直後は菌が繁殖している可能性はほとんどありませんが、それでも極わずかに必ず菌は入っています。

それを水筒に入れると数時間後には、必ずではありませんが、あなたのお腹をピーピーいわせるのに十分な数の菌に増えてしまっているのです。
そうなるとこんなことになってしまいます。

マナーを守って正しい山トイレ!

つまり、あなたが山の湧き水を使うとき注意すべきは水筒の中に長時間放置しないこと

湧き水を飲むなら、その場で手ですくってゴクゴクゴク・・・

これが山の湧き水の正しい飲み方です!

これで安心!湧き水を浄化

しかし、数日間に渡る登山中ならば、事前に組んでおいた水が足りなくなる事態も発生するでしょう。

そういう時のために、料理では湧き水を使い、歩行中の水分補給では事前に持ってきた水を飲む。

そういう使い分けをする必要があるでしょう。

私ならば、夕食時の料理のついでに湧き水をコッヘルで煮沸しておいて、一晩冷まします。
山での料理についてはこちら

これであなたも山の料理人!ストーブ
弥生時代から受け継がれた登山食とは?

朝になってから煮沸しておいた湧き水を水筒の中に入れて、歩行中の水分補給用の水とします。

こうすれば、水筒の中にミネラル分たっぷりで、しかも菌の処理も為された安全な水を確保することができ、歩行中に美味しい水を飲むことができるのです。

山で手に入るものを自らの知恵と工夫で楽しく活用!

これもまた登山の楽しみの1つですね!

間違っても登山中にお腹を下してげっそりした顔で下山しないようにしましょう!

もちろん私にも当てはまることです。お互い注意しましょうね 笑

湧き水中の菌の本来の役割

先ほども言いましたが、湧き水は山に降り注いだ雨が土壌中に染み込んで、土や枯葉などで自然に濾過された状態で染み出てきた水です。
土の細かい粒子や泥などは自然の濾過作用により除去されます。

しかし残念ながら、濾過の過程で土壌中の菌が水に入ってしまうことがあり、そればかりは濾過で除去されるものではありません。

では、土壌中の菌とは一体なんなのか?そしてそれはどこから来るのか?

実は、山に限らず土の中にはありとあらゆる菌が生息しています。そもそも土自体、そのほとんどが菌で構成されていると言っても過言ではないでしょう。

山で暮らす動物や山で自生する樹木や草花は、やがて死を迎え、その土に倒れそのまま横たわる。

死骸は土に生息する菌によりゆっくりゆっくり分解され、土の養分となり山に自生する樹木や草花を育む。

土の養分に育まれた樹木や草花は、主に草木を栄養源とする草食動物たちを育み、草食動物たちは肉食動物たちに捕食され、肉食動物たちを育む。

こうして食物連鎖の最も重要な一端を担う土の中の菌は、山の自然にとって絶対に必要な存在なのです。

湧き水の安全性は?

あなたや私の身体にとっても、菌は極めて重要な役割を果たします。いや、菌の存在で生かされていると言っても決して過言ではないでしょう。

人の身体に存在する菌、きっとあなたも乳酸菌ビフィズス菌といった名前を聞いたことがあるはずです。人の腸内環境を正常にしてくれる善玉菌です。

また、人の便はその大部分が大腸菌と言われる菌で構成されており、排泄に極めて重要な役割を果たします。ただ、大腸菌の場合、その種類によっては人に害を与えます。(O-157など)

おっと!少々話が横道に外れましたね。失礼しました。話を戻しましょう。先ほども言いましたが、湧き水には当然菌が含まれます。湧き水は菌が多く存在する土や枯葉により濾過された水なので当然かもしれません。

そして、実はその湧き水による食中毒事件も発生しています。こんな内容です。

遠足で山登りをした数名の小学生が、その登山道中の湧き水を飲んだために下痢などの症状を引き起こした。

私が読んだ記事には、その時の状況などは詳しく記されていませんでした。湧き水のそのままゴクゴクと飲んだのか、それとも水筒に保管して数時間経過後に飲んだのかは不明です。

水筒に入れて放置してから飲むことの危険性は、先ほども言った通りです。水筒の中で菌が繁殖することは十分にあり得るためです。

問題は、湧き水をその場でそのままゴクゴクと飲んで食中毒を起こしてしまった場合です。

A さん
もしそうならもう湧き水なんか飲めないじゃないか・・・

・・・とあなたは思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!

私はこれまで10年以上にわたり、日本各地で山登りをしてきました。登った回数はもう数百回にも及ぶはずです。

もちろん、その多くの山には湧き水が存在し湧き水を見つけた時は必ず飲んでいます。

私が過去に登った山全てで湧き水を飲むことができたわけではありませんが、それでも飲んだ湧き水の種類は100以上はあるはずです。

そんな私もかつて3回ほど山でお腹を壊してしまったことがあります。原因は湧き水でしたが、それは水筒の中で菌が繁殖してしまった状態で飲んでしまったためです。それ以外に湧き水でお腹を壊したことは1度もありません。

これは果たしてただの偶然でしょうか?

水道水などなかったはるか昔、生活で使われていた水はそのほとんどが井戸から汲み上げた水でした。湧き水と井戸水、呼び名は異なりますが水としての性質は全く同じです。

あなたや私のご先祖様の命を繋いだ井戸水、そして湧き水は大事な大事な山の資源であり、そして飲み継がれるべきものと私は思っています。

湧き水を飲んで食中毒を起こしてしまった原因が、水筒の中の金の繁殖ではなく、湧き水自体にあったのであればもちろん何らかの対策は必要かもしれません。

しかし、今の世の中の、これでもか!と言わんばかりの滅菌や殺菌対策は果たして正しいことなのでしょうか?

私は世の中には、湧き水でお腹を壊してしまったとしてもガハハと笑い飛ばすくらいの寛容さがあってもいいのではないかと思うのです。

多くのベテラン登山家はこう言います。

ベテラン登山家
運悪く湧き水でお腹を壊しても、それで耐性がついて身体が菌に強くなるよ!

湧き水には水道水のような安全性はないかもしれません。しかし、それ以上に水道水には決して作り出すことができない自然の恵みが満ち溢れています。

仮にあなたが湧き水でお腹を壊してしまったとしても、過剰に警戒する必要はありません。

あなた
今日は運が悪かったな・・・でもこれで少し身体が強くなったぞ♫

湧き水にはそれくらいの寛容さがあってもいいと私は思うのです。

最後に

繰り返しますが、湧き水は100%安全ではありません。もし本当の本当に運が悪ければ、お腹を壊してしまうこともあります。

ただ、身体にとって悪い菌と完全に決別して生きていくことが果たして正しいかと言うと、私はそうは思えないのです。

良いことも悪いことも自然のあるがままに受け入れる!結局それが病気に強い身体を作り、真の健康につながると思います。

あなたはどう思いますか?

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