虫と上手に共存するための虫除け登山方法とは?

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こんにちは!登山家の松浦です。

夏真っ盛りの今、今回は山で虫と上手に共存する方法をシェアします。

虫と共存?つまり、出来るだけ虫を気にせず、快適に登山やキャンプをする方法のことです。

虫を気にせず快適に山で過ごすためには、何と言っても虫に刺されないこと!これですよね!

これさえ身につければ、あなたはきっと山でこれまで以上に快適に過ごすことができるようになるはずです。

虫に刺されて、痒みでボリボリ掻いたり、腫れを気にしたり・・・しなくていいのです!

それではどうぞ!

虫除け登山をすべき理由

虫・・・夏は登山のハイシーズンですが、これだけはどうにも好きになれません・・・

私は昔からよく虫に刺されました。そういう体質なのかもしれません。もちろん登山中も例外ではなく、虫のせいで登山の楽しさが半減してしまうこともよくありました。

普段の生活では、虫刺されといえば蚊ですね。なんか腕が痒いなと思ったら、プックリと膨れ赤く腫れ上がる・・・

その度に「ちくしょー!やられた!」と悔しがる・・・でポリポリ掻きむしってお肌を傷つける・・実に不愉快です。

しかし・・・です。

山での虫さされは「痒い」だけでは済まない場合があるのです。なぜなら、山には蚊だけでなく、他にも様々な人を刺す虫がたくさん飛び回っているのです!場合によっては、登山どころではなくなり、即刻下山して病院に駆け込まなくてはならない事態にもなってしまうのです。

これが虫除け登山をすべき理由です。

虫除け登山の対象となる代表的な虫

実は「虫除け」と言う方法は、普段の生活よりもむしろ山で頻繁に使われます。普段の街の生活では、虫は退治すべき対象です。

「キンチョール」で蚊やハエ、そしてゴキブリを退治、「アリの巣コロリ」でアリを巣ごと一網打尽、さらには高圧洗浄機で蜂の巣を叩き潰す・・・

良いか悪いかは別にして、普段の我々の生活ではこんなことが行われています。

私もかつてアパートで一人暮らしをしていた時、部屋のゴキブリを一網打尽にしようと「バルサン」を焚いたことがありました。

ただ、山という世界に一歩足を踏み入れると、そこは虫たちの楽園。私やあなたを含めた人間たちが侵入者となります。

つまり、山に入った瞬間、虫たちは「退治すべき対象」から「近寄らせない対象」へと変化します。

当然ですよね?山に無数に飛び交う虫たちをいちいち退治するわけにはいきませんから。

ちなみに、部屋では絶対に遭遇したくない、不潔の代名詞とも言えるゴキブリも、実はその95%以上が山に生息しています。家の中で見かけるゴキブリは全体のほんの一部に過ぎないのです。

山で見るゴキブリ・・・まあそれはそれで気持ち悪いかもしれませんが、山では無数にいる虫たちの中のたった一匹に過ぎません。それをいちいち退治しようとは思いませんよね?

私なら山でゴキブリを見てもなんとも思いません。虫だけに無視します。

実は、山にはゴキブリなどよりもよほど注意すべき虫たちが他にも多数いるのです。その代表格こそが、アブとブヨ、そして蜂です。

見た目がデカいアブ

普段の生活ではなかなか見ることはありません。こんな虫です。

一言でアブと言っても、その種類は多数あります。この画像のアブだけを気をつけていれば良いというわけではありません。

アブのおおまかな特徴は以下の通りです。

大きさ    : 約2cm、蜂くらいの大きさ

活動時期   : 7月〜9月

活動時間帯  : 早朝、日没あたり

刺された直後 : 激痛、激しい痒み

症状     : 大きく腫れ上がるが、2〜3日で治る

天敵     : 鳥、蜘蛛、大型のトンボ(オニヤンマなど)

 

もしあなたが山でアブと遭遇したら、まずはその大きさにギョッとなると思います。私もそうでした。

私の場合、幸運にも刺されることはありませんでしたが、30分くらいずっと付きまとわれて、ものすごく不愉快でうっとおしい思いをしました・・・

では、どうやって追い払うか?

最も簡単な方法は、アブの天敵であるオニヤンマのマスコットを身につけておくことです。ザックや登山服にくっつけておけばいいわけです。

あなた
嘘つけ!そんなことで虫を追い払えるはずがない!

と、あなたは言うかもしれません。しかし、実は完璧ではないにしろ、ある程度の効果があるそうです。実際に、渓流釣りや沢登りをする場合にはアブ対策としてオニヤンマを模したロープやマスコットを持って行く人もいるくらいです。

とはいえ、マスコットをザックにくくりつけてそれで万全!と言うわけにはいきません。やはり、より現実的な方法が必要になってきます。

では、より現実的な方法は何か?大きく以下の2つの方法があります。

  1. 防虫ネットを身につける
  2. 防虫スプレーを使用する

まず、防虫ネットです。身につけるとこんな感じになります。

農業やガーデニングなどで大活躍の防虫ネットです。もちろん登山でも非常に有効だと思います。

しかし、登山ではあまり使用されません。登山では頻繁に汗を拭く必要があり、その妨げになってしまうこと、そして登山の醍醐味である景色の堪能の妨げになってしまうことがその要因だと考えられます。

虫除け登山の主役はやはり防虫スプレーですね。薬局やコンビニ、スーパーで様々な虫除けスプレーが販売されています。

例えばこれ。

昔ながらの「キンカン」ですね。虫刺されの薬として有名ですが、虫除けにも進出してきたようです 笑

VAPEも昔から有名でした。我が家ではベープマットを寝る前にセットし、虫から身を守っていました。

なお、私が山でテント泊する時に採用する虫除け方法は、何と言っても蚊帳付きテントです。

テント内への入場時にちょっとしたコツが入りますが、うまく入場できればあとは朝までグッスリです!

蚊帳付きテントを手に入れる前は、蚊取り線香を焚いていましたが、これも案外効果的でした。

いずれも蚊やアブには効果的です。あなたに合った方法で虫除け登山を実践、快適に登山を楽しんでくださいね!

 

症状が長引くブヨ

ブヨもアブと同様、普段の生活ではなかなか見ることはありません。主に山などの自然豊かな地で生息する虫です。

ブヨのおおまかな特徴がこれです。

大きさ    : 約2mm、ハエよりもやや小さめ

活動時期   : 3月〜9月

活動時間帯  : 丸一日

刺された直後 : アブほど激しい痛みや痒みはなく、気づかない場合もある

症状     : 1〜2週間大きく赤く腫れ上がる

天敵     : 大型のトンボ(オニヤンマなど)

刺されてしまっても最初は気づかないのですが、下山して家に帰った途端に刺された箇所が大きく腫れ上がるというパターンがほとんどです。

こちらを参考にしてみてください↓

ブヨは、蚊やアブと同じくメスだけが吸血するが、それらと違い吸血の際は皮膚を噛み切り吸血するので、多少の痛みを伴い、中心に赤い出血点や流血、水ぶくれが現れる。

その際に唾液腺から毒素を注入するため、吸血直後はそれ程かゆみは感じなくても、翌日以降に患部が通常の2~3倍ほどに赤く膨れ上がり激しい痒みや疼痛、発熱の症状が1~2週間程現れる。

体質や咬まれた部位により腫れが1ヵ月以上ひかないこともままあり、慢性痒疹の状態になってしまうと完治まで数年に及ぶことすらある。

多く吸血されるなどした場合はリンパ管炎やリンパ節炎を併発したり呼吸困難などで重篤状態に陥ることもある。

ここにも書いてあるように、場合によっては重篤な症状になることもあるので、万が一刺されてしまった時の対処法をしっかり覚えておきましょう!

ブヨの予防法、対処法はこちらを参考にしてください↓

ブヨの予防に関しては、一般的な蚊用の虫除けスプレー等は効果が薄いので、ブユ専用のものを使うことが有効であるハッカ油の水溶液でもよい)。

また長袖や長ズボン、手甲や脚絆などを身につけ、素肌を露出させないことも重要である。

吸血された場合は傷口から毒を抜いてステロイド系の薬(ステロイド外用薬)を塗る。

なお、掻くと腫れが一向に引かなくなり、治ったあともシミとして残るので、決して傷口を触らないことである。

 

ここに書いてあるハッカ油の水溶液とはこういったものです

「魔法のしずく ハッカ油」

ハッカとはハッカソウというミントを乾燥させて油を抽出したものです。

いわゆる医薬品ではなく自然のものなので身体にも安心ですが、刺激が非常に強いので水溶液での使用をオススメします。

また、私もそうなのですが、虫に刺されて痒いとついつい掻いてしまいますよね?しかし、掻くことはやはり良くないようです。気を付けましょう!

 

スズメバチ

山で最も気をつけるべき虫。やはりハチです。それもスズメバチ!

やつらは、巣を守るために、ただ穏やかに登山をしてるだけのあなたを攻撃してきます。

あなた
歩いてるだけなんだからどっかいってくれよっ!!

無駄です 笑

運が悪ければ、まるであなたを追い払いかのようにしつこくつきまとい、時には攻撃してくるのです。

そうならないために、つまり、つきまとわれない、攻撃されないためにどうすべきか?
スズメバチから逃れる効果的な方法を以下にシェアします。

  • 静かにソッとその場から逃げる
  • 白い布をかぶる
  • 絶対に手で振り払わない(攻撃とみなされる)
  • 顔を伏せる(黒目を見せないように)
  • 低い姿勢になる(スズメバチは上下の動きに弱い)

災害から逃れるが如く、とにかく逃げること!
これが大事です。

しかし、もし刺されたらどうしたら良いのか?

  1. 刺された箇所を指で絞り出し、水で洗い流す
  2. 傷口を洗って、出来るだけ冷やす
  3. 抗ヒスタミン薬(ムヒなど)を塗る

それでも腫れや痛みが残るようならば皮膚科へ相談しましょう。

虫除けグッズをザックの中へ!

ここまで虫除け登山の方法について話してきました。

もちろん、虫たちは人に危害を加えようと襲ってくるわけではありません。

虫の行動の全てが生存のためのものであり、いきていくための手段がたまたま人を襲うという結果に繋がっているだけなのですが、やはり、人に危害を加える虫からは全力で逃れるべきです。

夏場の虫除け登山を実践するために必要なものとして、ザックに入れてもらいたいグッズを以下にまとめます。

  • 水(消毒用)
  • 白いタオル(スズメバチ対策)
  • 抗ヒスタミン薬(ムヒなど)
  • 虫除けスプレー
  • ハッカ油の水溶液
  • テント用蚊帳
  • ポイズンリムーバー(なくても良い)

*ポイズンリムーバーとは、虫に刺された箇所の毒を吸い出すアイテムです。より効果的な毒の吸い出しが可能ですが手で搾り出すだけでもオッケーです。

夏は絶好の登山シーズンですが、それは虫たちにとっても同じです。

山は虫たちの楽園、人間はそこにお邪魔するという立場です。お互い気分良く山を楽しむために、虫除け登山をしっかり実践していきましょう!

 

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