登山経験のない方に非常に多い悩みの1つがこれです。
- どの山に登ればいいのかわからない。
- 今の自分にとってどの山が最もふさわしいのかわからない。
この悩みの根本には、おそらくこんな恐怖を感じているのではないでしょうか?
- 今の自分にとって難易度の高い山に挑戦してしまうと、怪我や遭難の危険が伴うのではないか
- 登山に不慣れが自分が難易度の高い山に挑戦してしまうと、ベテラン登山家にバカにされるのではないか
結論から言ってしまうと、そんな心配は全くする必要はありません。
もちろん、1つ山に1つの登山コースしかないなんてことはなく、多くの登山コースが存在します。
徒歩で頂上を目指すことができるコース、岩をよじ登るコース、ロッククライミングの技術が必要なコース、と様々です。
そんな中で、登山初心者がいきなりロッククライミングの技術が必要なコースに挑戦するなどということをしなければ(間違いなく説教を喰らいます)、どんな山に挑戦してもオッケーです。
山は地球の息吹に伴って、必然的に自然に出来上がったものであり、登山愛好家のために建設されたものではありません。初心者用の山、中級者用の山、ベテラン向けの山というものがもともと存在するわけではないのです。
とはいえ、比較的登りやすい山、ハイキング気分で頂上まで到達できる山ももちろん存在します。登山初心者のあなたはきっとそういう山から挑戦していきたいと思っているはずです。
今回の記事では、そんな登山初心者が比較的簡単に気軽に挑戦できる山について、そして登山初心者が安全に楽しく登るために、注意すべき点について解説します。
「この記事をきっかけに登山を始めました!」そんな記事を目指して書くつもりです。
それではどうぞ!
目次
登山難易度=標高の高さ?

もしあなたが山の難易度が山の標高で決まると思っていたのであれば・・・半分正解、半分不正解!といったところでしょう。
もちろん、1000mにも満たない山と3000m級の山では難易度の差は歴然です。
たとえ登山歴10年以上のベテラン登山家でも、3000m級の山を登る時は事前に周到な準備をし、気持ちをしっかり高めて、ある程度の緊張感を持って挑みます。
ただ、1000mにも満たない山でも決して油断はできないのです。
もし登山初心者であるあなたが、標高だけで記念すべき初登山の山を選ぼうとしているのであれば、私はあなたに「ちょっと待った!!」と言わなければなりません。
比較的豊富な登山経験を持つ私。
その経験から、危険な山は標高だけで決まるかと問われるならば答えは明らかに「No!!」です。
登山難易度の高い低山を物語る私の体験談
それを説明するために、私のある経験をお話します。
私の初登山は約15年前。それ以来、山の魅力に取り憑かれ、ある時期は毎週のように山に登っていました。
私の初登山についてはこちら
↓
登山初心者が雪山登山を成功させた秘密。準備編
登山初心者が雪山登山を成功させた秘密。実践編
登山初心者が雪山登山を成功させた秘密。登頂編
ある時は単独行で、またある時は山で知り合ったおっさんと二人で、またまたある時は山岳会の仲間とともに・・・
もちろん数々の山を登る中で、ヒヤリとする場面や、あぶねっ!と思った場面にも何度も出くわし、実際にズッコケて足を擦りむいたことも何度もあります。
でも、私の山への情熱は、そんなことくらいで冷めるほど小さくはありません。むしろ、そういうちょっとした刺激が程よいスパイスとなっていたくらいでした。
ところが、数年前のある初夏の登山で、私はそれ以降数年間登山を諦めざるを得ない大怪我を負ってしまいました。
小さな沢のある山で、私は20mくらいある崖から滑落し、なんと頚椎を骨折、つまり首の骨を折る大怪我を負ってしまったのです。
詳しくはこちら
↓
山で負った自分史上最悪の怪我とは?前編
山で負った自分史上最悪の怪我とは?後編
そしてその時登っていた山は奈良県にある山で、標高はわずか850m、しかも比較的安全生の高いと言われるパーティ登山での出来事だったのです。
もちろん、私の油断、そして登山技術の未熟さが招いた事故に違いはありません。
ただ、標高1500m、2000m級の山に何度も登った私が、わずか標高850mの奈良県の山で
登山を数年間諦めざるを得ないほどの大怪我を負ったのです。
つまり、登山の難易度は山の標高で決まるものではないということなのです!
登山難易度に依らない初登山3条件とは
では、登山初心者のあなたは初めて登る山をどうやって決めたらいいのか?
いろんな考え方があると思いますが、私は3つの条件を満たすことがベストだと考えています。3つの条件とはこれです↓
- あなたの住む地域から最も近い山
- 出来るだけ登山客が多い有名な山
- 標高900m〜1300mくらいの山
それぞれ解説しますね!
1.あなた住む地域から最も近い山
初めての登山でいきなり遠出するのではなく、地元の山に気軽に登ることで次へのモチベーションへと繋がります。
また、地元の友達を登山に誘いやすいというメリットもあります。
そんな気にさせることもとても簡単、うまくいけばその友達が登山仲間になってくれるかもしれません。
あと、万が一の怪我の時、地元の病院に診てもらう方が何かと便利です。縁起でもないのですが。
2.できるだけ有名な山
登山客が多く訪れる有名な山であれば、その山についての情報が集まりやすいので、その山の状況や歴史、登る際に注意すべき点などがすぐにわかります。
私は主にネットで山の情報を収集します。
もしあなたが、冒険心溢れる登山に挑戦したいという希望を持っていたとしても、その冒険心はもう少しとっておいてください。
あなたがベテラン登山家になってからでも決して遅くはありません。山は逃げたりしませんから。
3.標高900m~1300mくらいの山
初めてとはいえ、あまりに低山だとモチベーションが下がります。
かといって、あまりに高山だと、たとえ登頂したとしても達成感が強すぎて、そこから次の登山へと繋げにくい。燃え尽き症候群と似たような心境に陥ってしまうことが多いためです。
簡単すぎず、かといって困難すぎない山。ちょっと難しいかもしれませんが、これらの条件に合う山をあなた自身で是非探してみてください。
山の情報は本屋さんに行けば見つかります。有名な山であれば、必ずその山の名前をタイトルにした地図帳が売られています。
ネットで情報を収集してもいいでしょう!
自分に合う山を見つけること!ここから登山の楽しみは始まります。
最後に

最初に私は、たとえあなたが登山初心者であったとしても、どんな山に挑戦してもオッケーだと言いました。
でも、登山初心者が登山に挑戦するための3条件を提唱もしました。もしかしてあなたはちょっと矛盾を感じてしまっているかもしれません。
私がよく感じるのですが・・・世の中の登山初心者の方々は、登頂することにあまりにもこだわり過ぎているのではないでしょうか?
例えば、標高が3000m以上の極めて難易度の高い山であっても、難易度というのはあくまでも登頂するための難易度のことなのです。
「登山に挑戦する以上必ず登頂しなければならない!」
そんな考え方は、今この瞬間をもって捨て去ってください。
登山は登頂が全てではありません。確かに登山する以上登頂したいし、頂上からの眺めを楽しみたいという気持ちはよーくわかります。当然ですよね!?
ただ、登山口から登り始めて、途中の登山道、ちょっとした岩場、休憩所、山小屋、それら全てを存分に楽しむことこそ登山なのです。
つまり、登頂するにはあまりにも難易度が高い3000m級の山でも、途中までならば気軽に登ることができる!そんな山が日本にはたくさんあるのです。
私は最初にどんな山に挑戦しても良いといったのは、登頂にこだわらず無理なく登山することを意味しているのです。
もしあなたが、登山する山に悩んでいるならば、先ほどの3条件を満たした山に挑戦してみてください。そんな山がないのであれば、どんな山に挑戦していただいても構いません。
ただし、登頂にこだわらないようにしていただきたい!!
勇気ある撤退
これをよくっ心がけていただきたいと思います。
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