雪山登山準備も終え、いよいよ初登山当日です。
真冬の早朝は、肌をキーンと刺すような寒さでしたが、当時の私は興奮冷めやらぬ、という心境で寒さも気になりませんでした。
そんな私が、どんなふうに初登山当日を迎えたか。それではどうぞ!
準備編、登頂編はこちら
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登山初心者が雪山登山を成功させた秘密。準備編
登山初心者が雪山登山を成功させた秘密。登頂編
目次
いよいよ雪山登山へ!
何年の何月何日か?はっきりとは覚えていません。
約15年前の真冬だったこと、2月だったこと、土曜日だったことはなんとなく覚えています。
前の日の金曜日に、事前に買っておいた道具を全てザックに詰め込み早めに床につきました。
毎週楽しみにしていた探偵ナイトスクープもこの日ばかりは見ませんでした 笑
そして いよいよ当日の早朝。
始発の電車に乗るべく、真夜中と変わらない暗さの中、駅に向かって自転車を走らせました。
真冬の早朝、気温は氷点下近かったと思いますが、寒さなど微塵も感じませんでした。
その時の心境はとにかく興奮の真っ最中!氷点下近い真冬の冷気も心地よく感じながら自転車を走らせました。
そして、駅に到着、すぐに電車の中へ。普段は「臨機応変に!」がモットーの私も、この時ばかりは事前に始発時間を調べていたため、ホームで待つことなく始発の電車に乗り込みました。

車両の中は、完全に眠りこけた酔っ払いのおっさんと私だけ。
せっかくの休みを有意義に過ごせないおっさんを哀れに思いながら 笑 電車の中でこれから登ろうとする蓬莱山の地図を確認。
やがて電車は真夜中と変わらない暗がりの中、順調に山へと走り出しました。
毎日乗っている路線の電車なのに、目的と時間が違うだけでこれほど雰囲気が変わるのか・・・
普段の電車とは明らかに異なる雰囲気を存分に楽しみながら、やがて電車は目的の駅へ到着。
いくら事前にきっちり準備をしたとはいえ、そこは初めて降りる駅です。
若干の戸惑いとアウェー感を感じながら、地図で登山口への道を確認。
その頃には朝日もでて真夜中の感じはありませんでした。
確認後、日も差し込んで、寒いながらも心地よい気温に包まれながら登山口へと歩き出しました。
田んぼや畑、綺麗な小川、そして農家らしき集落を抜けるとすぐに登山口に到着。いよいよ登山開始です!!
順調な滑り出し!雪山登山!
登山口とは言っても「ここが登山口ですよ」というような親切な看板があるわけではありません。
明らかに舗装道路がなくなり、車が絶対に通れないくらいの道になったところから、ここが登山口!と判断しただけのことです。
雪山登山のつもりでしたが、雪は道の端に寄せられており歩行は楽でした。
ただ、そこら中にある倒木をよく見ると、しっかりと雪が積もっているだけでなく、氷も張っていました。
うっかり倒木に足をかけると、ツルッと滑って転倒してしまうことは想像に容易です。しかも、かなりの急斜面!
下手すると転倒だけでは済まない可能性もあります。
と改めて実感した瞬間でした。
登山での歩行技術をしっかりと意識しながら歩を進め、ふと周りを見渡すと眼下に広がる広大な琵琶湖。
歩行技術についてはこちら
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プロ登山家と初心者の違いはちょっとした歩き方のコツにあった!
景色だけ見ると、かなりの標高まで上がってきたな!と感じましたが、プロトレックで標高を確認すると、なんとまだ300m!!
目指す頂上は1100m!!頂上まで行くと一体どんな景色が待っているんだ!とこの時、テンションがさらにアップ!疲れもさほど感じませんでした。
雪山登山を甘く見た私
ハイテンションのまま、私はどんどん歩を進め、気づけば、駅を降りてから約3時間半、全く休憩することなく歩き続けていたのです!
数時間後、これを後悔することになるのですが、この時は全くわかりませんでした。
さらに歩くこと1時間、ここでようやく少し開けた場所で腰を下ろしました。
おそらく20kgはあろうかというザックを背負ったままハイテンションを維持して4時間半も歩き続けたので、ザックを降ろすと体の軽さにまず驚きました。
そしてザックからスニッカーズを出してガブッとひとかじり。
普段なら異常な甘さのスニッカーズは一本食べきるのもキツいのですが、この時ばかりは、今まで食べたどんなケーキよりもうまかった・・・
あっという間にスニッカーズを平らげ、ひとしきりに景色を楽しむとここまでの疲れもすっかり解消しました。(解消したかに思えた、というべきかもしれませんが)
汗をしっかり拭き、体温調節のため着込んだ薄着の一枚を脱いでから再びザックを担ぎ、歩行を開始しました。
意外ですが、登山中は真冬でもかなりの汗をかきます。だから、着替えとタオルは必須です。
ここまで何のトラブルもなく、体の不調もなく、ハイテンションのまま歩いてきた私でしたが、ここが雪山であること、そしてこの登山が自分にとって初めての登山であることをもう一度自分に言い聞かせて、身を引き締めました。
現に登れば登るほど登山道の積雪は増え、次第に周囲が真っ白になってきたのです。
そんな思いがよぎったのでした。(登頂編へ)
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